「イラストレーションの日2025」オリジナルフレーム切手|キャンペーンのご報告と採用作品の発表!

切手シート採用作品、決定!
2025年も「イラストレーションの日記念 オリジナルフレーム切手」図案募集のXキャンペーンに、たくさんのご応募ありがとうございました!
切手シートに採用する作品が決定しましたのでご報告致します。
1月11日イラストレーションの日当日は、イラストレーターさんの他、名だたる企業の公式アカウントの皆様にも、#イラストレーションの⽇ #イラストレーションの日2025 のタグをつけて投稿をいただきました。
キャンペーンに関係なくイラストレーションの⽇を楽しんでいただいている様子も含め、スタッフ一同とても嬉しく拝見させていただきました。
改めまして、イラストレーションの⽇を盛り上げてくださった全ての皆様に心より感謝申し上げます。
キャンペーン応募者数
応募者:114名
作品数:362作品
2025年度はXポスト投稿型から専用フォームへの投稿型に変更をしました。
https://jilla.or.jp/2024/12/10403
採用作品
厳正なる審査により採用作品(10作品)を決定いたしました。
結果は以下のとおりです。
採用された作家の皆様、大変おめでとうございます!
切手シート30枚は4月中旬以降にご指定の宛先に発送いたします。
※作者アカウントを伏せて作品のみで審査を行うため、複数回目の採用者も誕生しました。











審査について
一次審査は「切手のイラスト」として成立するかどうかを基準に選考しました。
二次審査からは6名の審査員と日本イラストレーション協会の理事3名(計9名)が、投票フォームにランダムに表示されるイラストに対し、切手にふさわしいと思うデザインに投票しました。
三次最終審査は、
5票を獲得した作品1点…切手シートのカバーイラストに決定。
4票を獲得した作品5点…それぞれ切手に採用。
3票を獲得した作品5点から切手シートのレイアウトに見合った4点を採用。
計10点を切手シートに採用しました。
2025年のイラストレーションの日は、動物や果物のイラスト、鮮やかな色使いのイラストが採用されました。たくさんのご応募、ありがとうございました!
審査員
審査員9名(敬称略)
イラストレーター 佐々木 悟郎
イラストレーター 津々井 良
アーティスト/イラストレーター 上田バロン
画 家 田中 ラオウ
装丁家 宮川 和夫
デザイナー 鷹野 雅弘
日本イラストレーション協会 代表理事 誉田哲朗
日本イラストレーション協会 副理事長 竹本晃子
日本イラストレーション協会 理事 進藤晴義
審査総評
日本イラストレーション協会 代表理事 誉田哲朗(イラストレーター)
郵便料金の値上げなど、手紙の文化に疎遠な方々も増える中、2025 年度の「イラストレーションの日 作品募集」にたくさんの作家の皆様から、ご応募いただきましたこと、大変ありがとうございます。
また、入選されたイラストレーターの皆様にお祝いを申し上げます。自分の作品が実際に使える切手として郵便局から発売されるワクワク感は日本全国でイラストレーションを描く人にとって、とても価値があるものだと思っています。
本年度は、募集方法に変更があり、お祭り的に楽しみにしていた方々の中には、ハードルが上がったと感じた方々もおられたかと思います。
応募総数は減りましたが、応募された作品は「切手のイラスト」として手紙による交流の楽しみを増してくれるもの、相手のいる手紙として祝祭感のあるものなど、切手に向いている構図、レイアウト感がしっかりある作品が多く、例年通り、入選作品を選ぶ上位の作品は審査員をとても悩ませた作品が多くありました。
切手やはがき・郵便は受け取る方への「想いの贈り物」と昨年の講評でお伝えした内容をよく踏まえた作品がたくさんありました。切手シートという媒体によって発生するトリミングの縛りで選から漏れる作品は一定数ありましたが、そのあたりは運営として、来年度以降、工夫の余地は考えてみたいと思います。
来年度、どういう形で開催されるかはまだ未定ですが、来年度も、この日にイラストレーションを愛する方々と共に再び魅力的な多くの作品と出会えることを期待しています。
イラストレーター 佐々木悟郎
今年もバラエティーに富んだイラストレーションが選出され、楽しい雰囲気が伝わってきます。色味もカラフルな作品が多く全体的に優しい印象を受けます。郵便物を受け取った人がにっこり微笑んでくれそうですね!
イラストレーター 津々井良
沢山のご応募ありがとうございました。 入選の方々 おめでとうございます。 21世紀も四分の一過ぎようとしてます。 20世紀の常識や経済の成り立ちが変化して、イラストレーションを取り巻く環境も厳しい状況だと思います。 アーチストもイラストレーターも絵を描く事の両義性を意識し継続していただきたいと思います。
アーティスト/イラストレーター 上田バロン
昨年から審査させてもらっていているJILLA切手コンテストですが、自分も長くイラストレーション業界で活動しているクリエーターの1人として「イラストレーションの日」が1人でも多くの人々に認知され、イラストレーションの素晴らしさを感じてもらえればいいなと思っています。
今回採用されたイラストレーターの皆さんおめでとうございます!
大切な気持ちや特別な想いを届ける時に、SNSなどとは違うリアルな手紙やハガキに添える切手。 今回の審査で数多くのエントリー作品を観ながら、切手という小さなフォーマットでも優しさや思いやりの心が作品となって伝わってくるものをチョイスしました。
人の想いを伝える機会に、今回の切手セットを手に取り、どの作品を添えるかを選ぶ楽しみをぜひ想像してみてください。 素晴らしい企画の審査をお手伝いできて良かったです。ありがとうございました!
画家 田中ラオウ
【イラストレーションの日】へのご応募お疲れ様でした。
イラストを描くのが好きな人の中には他人から評価されることを恐れてなかなか自分の絵を見せられないという人も多いです。そんな中でこういった採用、不採用の結果がハッキリ出るような場に応募された皆さんをまず讃えたいです。応募すること自体にも行動力が必要ですからね。
絵を続けていく上で、今回のように結果が出た時に自分の名前にスポットライトが当たる場所に積極的に応募していくというのはとても大事なことだと思います。ポートフォリオに入れる実績づくりにもなりますし、自分の絵を知ってもらうキッカケにもなり得るからです。
コンテストというのは結果が出ないことの方が多いかもしれません。勇気を出して応募したのに評価されなかったら誰でも嫌な気持ちになりますよね。でも何かに応募することはずっと続けた方がいいですよ。
自分の全力が通用しない、という経験をしたことがないプロは1人もいないからです。悔しさを乗り越えることで積み上がっていくご自身の絵の味がきっとあるはずです。 好きな絵を描き続けるために、どんな時もくじけずにがんばってください。応援しています。
採用された方、おめでとうございます。すごいですね!結構倍率高いですよイラストレーションの日は。今夜は採用された切手シートを眺めていい気分になってください。
装丁家 宮川和夫
葉書や手紙を出すという行為が、日常から遠ざかっていく中、改めてそれが現代社会においてどういうことなのか考えてみる。相手を思って紙を選び(葉書や便箋、封筒)、文字を書き、切手を貼り、ポストに投函する。
何と手間がかかる行為なのか。料金も上がり、益々非日常となる郵便に潤いと喜びを与えるため、JILLAの切手が役立ってほしい。動物の絵が多い中、yamasa kiyomiさんのカエルと諸星朋子さんのラ・フランスの絵がよかった。
デザイナー 鷹野雅弘
このコンテストの審査員を務めるのも、今年で4年目となりました。毎年、一つ一つの作品の素晴らしさに心を打たれ、それが切手になったらどんな風になるのだろうと想像するたびに胸が高鳴ります。
今年のお正月、多くの家庭で受け取る年賀状の枚数が大幅に減ったのではないでしょうか。コロナ禍を経て、請求書の郵送も減り、郵便の配達日程も以前より遅くなっています。
このように切手を使う機会が少なくなりつつある今だからこそ、選ばれたイラストが切手として形を成し、日常にささやかな彩りと潤いをもたらすことは、とても素敵なことだと感じています。
日本イラストレーション協会 副理事長 竹本晃子(イラストレーター)
今回は、初めてウェブアップロードという工程が入り、応募を断念された方もいらしたのではないかと思いますが、1月11日はたくさんの投稿、たくさんのリポストをいただき、ありがとうございました。 1月11日は、Xに素敵な作品がたくさん投稿される眼福の日でもあります。 切手代も高騰し、巷にはさまざまなSNSが溢れ、なかなか手紙を出す機会も減りつつあるのかもしれませんが、だからこそ、たまに届く郵便が嬉しかったりもします。
採用された皆様、おめでとうございます。 ぜひ自慢の切手を使って、懐かしい方々に近況報告などしていただけましたら嬉しいです。
今後も、1月11日の「イラストレーションの日」を楽しみ、イラストレーションの素晴らしさを感じていただけると嬉しいです!
日本イラストレーション協会 理事 進藤晴義(イラストレーター)
自分のイラストが切手として使える。いつ、誰に使うか、特別な感慨があるでしょう。
誰かに使ってもらえるという楽しみもあるでしょう。 1月11日 イラストレーションの日キャンペーンにご参加くださった皆様、ありがとうございます。 採用された方々、おめでとうございます。
私は「仕事は楽しく」を基本に膨大な数の絵を描いてきました。楽しいがなくなると絵に現れます。 楽しんでいる絵を拝見させていただき、切手になった時に素敵だろう絵を選びました。 イラストに様々な個性があり、人の気持ちを掴む。選考の度に、絵を描くって良いなぁと思います。 参加された皆様、絵を描き続けてくださいませ。
2026年イラストレーションの日Xキャンペーンの景品は切手シートとはまた違う媒体を検討しています。その際もぜひチャレンジしていただきたいと思います。