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四日市コンビナート夜景クルーズ 開催レポート

2024年12月18日 イベントレポート 中日本ブログ

中日本支部では2024年12月6日(金)に「四日市コンビナート夜景撮影クルーズ」を開催いたしました。

プロカメラマンの宮下雄飛さんによるスマホ撮影講座と、実際の船上での撮影チャレンジ。
そんな特別な体験のレポートです。

まずは陸上で撮影の練習! 中華料理店での事前講習

クルーズの前に立ち寄ったのは、地元の商店街にある中華料理店。
ここでカメラマンの先生から、スマホでの撮影テクニックを学びます。

最初に、みんなでいつも通りに料理を撮影してみることに。

「いつも通り」というのがポイント。
普段どんな感じで写真を撮っているのか、どんな課題があるのかを確認するためです。

撮影した写真は、共有フォルダにアップロードして全員で確認します。
みんなの普段の料理写真はこんな感じ…

そこからカメラマンの先生による実演と、レクチャーが始まりました。

特に印象的だったのは、光の当て方。
ライトを使って光の当て方を工夫するだけで、こんなにも料理の見え方が変わるのかと驚きました。

そして、意外にも最も重要だったのは、「スマホのレンズを拭く」こと!

普段何気なく使っているスマホのレンズ、けっこう汚れや指紋が付いていることが多いのだそうです。
(いやーね、私のレンズは汚くないわよ)と思っていましたが、軽く拭いただけで明らかに鮮明な画像になりましたよ…
みなさん、メガネ拭きを持ち歩きましょう。
 

学んだコツを活かし、ライトも当てて、もう一度酢豚を撮影。

ど…どうでしょう??
なかなか美味しそうな写真になったのでは…?

さらに先生のバッグからは、次々とひみつ道具が登場。
「どこでもライト〜」
「キラキラ増量レンズカバー」
どこかの猫型ロボットのようです。

これらの道具を使った撮影テクニックも教えてもらい、一同ホクホク、自信満々で船に乗り込みます!
 

いよいよ夜景クルーズへ! 息をのむ美しさ

全員ライフジャケットを着用し、船に乗り込みました。

けっこう寒いです…

暗闇の中で煌めく力強い無数の光。
複雑に入り組んだパイプや大きなタンクが青や緑、オレンジなどの光で縁取られ、昼間とは全く異なる顔を見せています。

海面に映り込む工場の明かりが、工場夜景をより一層美しく幻想的に…

そして、工場群に近づいていくと、巨大な要塞のような迫力ある姿が迫ってきます。
無機質な鉄の塊なのに、生命力のようなものを感じ、少し怖いくらいですね。

工場夜景の撮影は、空気が澄んで光がクリアに写る寒い時期の、雲の少ない晴れの日がベストだそうです。
気温が低いと工場の煙突から立ちのぼる水蒸気も見えやすく…

つまり、この日は絶好の撮影日和!!
 

予想以上の難しさ…

ところが、いざ撮影を始めてみると、これが想像以上の難しさでした。

船の揺れが思った以上に激しく、せっかくのショットもピンボケになってしまいます。

カメラマンの先生から「船の手すりにタオルハンカチを置き、その上にスマホを固定する」というテクニックを教えてもらいましたが、船の振動が強すぎて、これも難しい…

幸いなことに船は往復してくれるので、橋などの見どころを撮り損ねても、もう一度チャンスがあります。

ただ、時間が経つにつれて気温がどんどん下がっていき、手が冷たくなってきました。
船の揺れに自分の手の震えも加わって、ますます撮影が難しくなっていきます。

とりあえず枚数だけはたくさん撮りましたが…
下手な鉄砲、数撃ちゃ当たる?…かな?
 

親切なクルーズスタッフさんたち

クルーズのスタッフの方々がとても親切で、乗船中も要所要所で見どころを丁寧に説明してくれました。

出港時には温かく手を振ってお見送り。
帰りも集合写真のベストスポットを教えてもらえて、素敵な思い出の一枚を撮影することができました!

 

終わりに

家に帰って自分が撮影した写真を確認してみると…
ほとんどの写真がピンボケ!
せっかくの夜景が台無しになってしまい、大きなショックを受けました。

↓ たいへん残念な感じ。

そんな中、カメラマンの先生が撮影された写真を見せていただいたのですが、その美しさに再びショック。

かっこいい!!!!
なんだこの違いは!

そして同時に大きな感動も…
同じ場所、同じ時間に撮影したとは思えないほどの違いがあり、改めてプロの技術の素晴らしさを実感しました。

難しさを痛感した夜景撮影でしたが、プロの技を間近で見られた貴重な体験となりました。

次回はこの経験を活かして、もっと良い写真が撮れるはず…
寒さ対策と手ブレ対策をしっかりとして、いつか再チャレンジしたいと思います。

 

私たち中日本支部では、このような体験型のイベントも定期的に開催しています。
参加された方からは「普段では体験できない貴重な機会だった」「また参加したい」という声を多くいただいており、とても好評です。

初めての方でも気軽に参加できますので、ぜひ次回のイベントをチェックしてみてくださいね。
(金山)