「イラストレーションの日記念オリジナル切手」図案キャンペーン採用作品の発表
1月11日は、「イラストレーションの日記念オリジナル切手」図案募集のTwitterキャンペーンに、たくさんの方にご参加いただきまして心より感謝申し上げます。
総投稿数は、505件(有効応募投稿数=365件)
投稿には最大4点の画像を添付できるため、有効作品数は868点。
無効(フォロー無し)を加えますと総計500件以上の画像投稿をいただきました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
厳正な審査の結果、採用作品が決定いたしましたので下記にご報告いたします。
採用作品の発表
採用された作家の皆様、大変おめでとうございます!
切手シート30枚は、3月下旬にご指定の住所に発送させていただきます。
審査について
有効作品数 868作品のうち、691作品が一次審査を通過しました。
一次審査では、切手として適正な作品であることを基準に選考が行われました。
2次審査からは、
・イラストレーター 佐々木悟郎先生
・イラストレーター 津々井良先生
・ストーリーボードアーティスト 進藤晴義先生
・装丁家 宮川和夫先生
4名の先生方に審査員として加わっていただき、日本イラストレーション協会(理事8名)をあわせた計12名が、ひとり20票づつの投票権を持ち、691点の中からそれぞれ切手にふさわしいと思うデザインを選出していただきました。
2次審査を通過した作品は、47作品でした。(作品は文末にてご紹介)
最終選考は、2次審査 47作品の中から得票数の多い順に10作品を採用(入選)とさせていただきました。
ただし、2時審査には同じ作家の作品が複数ございましたため、1作家1点の採用とさせていただきました。また、得票が多くても、1月末の時点で@jilla_or_jp のフォローを外されていた方は、残念ながら「採用条件を満たしていない」ということで選外とさせていただき、次に得票数の多かった作品を繰上げ入選とさせていただきました。
審査員
イラストレーター 佐々木悟郎先生
イラストレーター 津々井良先生
ストーリーボードアーティスト 進藤晴義
装丁家 宮川和夫先生
日本イラストレーション協会 理事(8名)
審査総評
日本イラストレーション協会 代表理事 誉田哲朗
入選者の皆様、また入選には至らなかったものの、イラストレーションの日を大いに楽しんでいただいた多くの皆様に、心より祝福と感謝を伝えたいと思います。大きな反響があり、応募作品も多岐に渡り、日本のイラストレーションのレベルの高さを再認識できる審査でした。選考作品を観るたびに、毎年、この日が来るが楽しみになるのです。
イラストレーター 佐々木悟郎
いろんなスタイル、ヴァリエーションの絵がたくさんあり楽しく選出させていただきました。選ばれた絵はそれぞれ世界観にオリジナリティーがあり、構成とデザイン性、描写の美しさなどが評価されたと思います。
イラストレーター 津々井良
審査をしていて 一番感じたのは、描く技術と伝える技術のバランス表現とオリジナリティを俯瞰した自分自身の領域。 テクニック的には問題ないけど「オリジナルとしての評価は?」的な作品が多く見られました。もっともっとその辺を意識して 、今を見たり先を見たり予測して「 沢山描いて欲しい!」と 思いました。
ストーリーボードアーティスト 進藤晴義
採用された皆さま、おめでとうございます。
多くの方のイラストを見るのは自身の刺激にもなり有意義でした。二つの選考基準で選ばせていただきました。● これが切手なら使いたい● イラストの魅力、個性と発想が光るもの、楽しい、欲しい、であることです。随分と考えられたものもあるでしょう、気持ちのままに描かれたものもあるでしょう。個性で活躍する世界に生きられる方々の作品なので、選考は難しいものでした。選ばれた方、選ばれなかった方、大きな差はないと思います。これからも、個性、感性、スキルを磨き、素晴らしい作品を創り出していただきたいと思います。
装丁家 宮川和夫
切手とは何か。「郵便事業のための料金前納証紙」であれば、収入印紙のようなもので構わないが、それでは味気ない。手紙は思いを伝えるものだ。封書の左上に見たことのない記念切手が貼られているとそれだけで嬉しくなり、気持ちが豊かになる。世界共通である。
そういう観点から今回審査をした。ミニマルな空間ゆえ、詰め込みすぎず、かつ気持ちをホッとさせるモチーフや色使いの作品を選んだ。
最後になりましたが、2次審査を通過した作品をご紹介します。
惜しくも採用を逃しましたが、どれもとても素敵な作品ばかりで審査員を悩ませていました。来年もまたこのような機会を設けたいと考えておりますので、ぜひまたチャレンジしていただきたいと思います。