春のランチ交流会 in長野 レポート

長野への道のり
長野へ向かう予定は完璧でした。
名古屋〜長野の「特急しなの号」も予約し、前日入りして余裕をもって準備するはずでした。
しかし、自然には人間の計画など関係ないようです。
突然の倒竹により、特急しなの号が運休。
運転再開の見通し無し。
(え?)
よし、東京回りで行こう!と機転を利かせたものの、北陸新幹線もまた同じく倒竹でストップ。
竹め… なぜ私たちの行く手を阻むのか…
東京駅のホームで並んで待つこと1時間半。
結局、12時に長野駅到着予定のはずが、まさかの5時間半遅れ…
着いたのは17時半でした。
「長野に来た」という実感よりも「ようやく到着した」という安堵感のほうが大きかったです。
この経験から学んだ教訓は明確です。
大事な用事がある時は、十分に余裕を持って行動すること。
なるべく前日入りしておくこと。
そして、竹を侮らないこと。
街歩きと善光寺
翌日は見事な晴天。
朝の空気が気持ちよく、会員さんの一人と合流しつつ、皆で歩いて善光寺へ向かいました。

思わず足が止まったのは、七味で有名なお店。
七味がこんなに可愛くなるの?と言いたくなるお洒落なパッケージの数々に、皆の財布の紐が緩む、緩む…


日常的な品でもデザインによってこんなに特別なものになるとは…
デザインの力って大きいなあ、と改めて実感。
さらに歩いていくと…
まだ雪の残る山々と真っ青な空をバックに、どーんとそびえ立つ仁王門。
その光景を目にした瞬間、わあ…!と歓声が上がりました。
写真で見るのと本物を実際に見るのとでは、やはり迫力が全く違いますね。


仲見世通り、山門を通って善光寺本堂へ。
お導師さんが数珠で頭に触れ、功徳を授けてくれる「お数珠頂戴」をやってもらい、全員ホクホクです。
(ここで一旦、時間切れ。交流会に向かいます)
ランチ交流会

交流会は、長野・軽井沢・安曇野・松本・新潟・金沢・名古屋と、中日本の各地から会員さんが集結。
さらに今回は職種もバラバラ。
イラストレーター、漫画家、カメラマン、グラフィックデザイナー、WEBデザイナー、インテリアコーディネイターなど…
これはかなり貴重な出会いです!

ランチを囲んでの会話は、それぞれの職種や環境についての情報交換が中心。
「自分に合った仕事のスタイル」や「クライアントワークは年齢が上がると受注が減る?」といった現実的な不安から「法人成りへの道筋」まで、実践的な話題で盛り上がりました。
また「フリーランスとワーケーション」や「アパート経営」など、未来への夢を語り合っているのが印象深かったです。
一方で「墓じまい」や「介護」「孤独死」などの話題もあり、夢も現実も、どちらもリアルなフリーランスの生活を映し出しているようでした。
同じフリーランスとして歩む仲間たちとの会話は、一人では気づけなかった視点や、解決策が見えてくる瞬間があって面白いな、といつも思います。
善光寺、再び
善光寺があまりにも素晴らしかったので、ランチ交流会の後にもう一度訪れることにしました。

真っ暗闇の回廊を歩く「お戒壇巡り」や、山門の二階への登楼も体験し、まさに五感で善光寺を満喫しました。

この青空、そして大きな山々に守られている安心感。
名古屋では味わえない清々しさに、思わず深呼吸を何度もしてしまいました。
心の開放感がすごいです、長野。

終わりに
長い道のりを経て実現した交流会は、貴重な情報交換と交流の場となりました。
様々な分野のクリエイターが集まることで生まれる化学反応は、私たちの創造力をさらに刺激してくれます。
これからも定期的にこうした場を持ち、お互いの成長を見守りながら励まし合っていきたいと考えています。
次回の交流会では、倒竹に備え超余裕をもって行動するつもりです。

長野のみなさんありがとうございました!
(金山)